小浜市議会 2022-03-14 03月14日-03号
国の指針は、被曝の影響を受けやすい若年層とは異なり、40歳以上は被曝による甲状腺がんの発がんリスクはないと断定までしていました。しかし、福島事故の後、2013年に原子力規制委員会は、最新の知見では40歳以上の甲状腺被曝のリスクを指摘するものもあるとして、配布対象を年齢で区切るのを取り払いました。
国の指針は、被曝の影響を受けやすい若年層とは異なり、40歳以上は被曝による甲状腺がんの発がんリスクはないと断定までしていました。しかし、福島事故の後、2013年に原子力規制委員会は、最新の知見では40歳以上の甲状腺被曝のリスクを指摘するものもあるとして、配布対象を年齢で区切るのを取り払いました。
一たび重大事故につながれば,放射性物質の外部への放出を押さえ込むことは困難であり,20キロメートル,30キロメートル圏内だけでなく,50キロメートルの飯舘村は全村避難,60キロメートル以上離れた伊達市でもホットスポットと被害は広大な広がりを見せ,子供たちを初めとした将来の発がんリスクの高まりなど,空間的にも時間的にもその被害を限定することは困難であります。
また、喫煙とがんについてですが、喫煙者の発がんリスクは明らかに増加する傾向が見られ、それも多くの臓器にわたって関係をしております。例えば、肺がんのほか、のどのがん、食道、肝臓、胃、膀胱、膵臓、子宮頸がんなどです。喫煙は喫煙者自身の健康のみならず、周囲の私たちの健康にも影響を及ぼします。
チェルノブイリ被曝者での甲状腺がん研究で、40歳以上の発がんリスクの増加は問題にならないという医学的結論はまだありません。ベラルーシにおける甲状腺がんの発生を研究している菅谷医師は、大人の甲状腺がん増加を報告しています。また、最近、かつてのマーシャル諸島での大気中核実験における甲状腺がん増加の論文も出てきています。